10/6/21~7/1
シャーマンズリトリートツアー@メキシコ報告
報告が遅くなりましたがMiddles初のリトリートツアーの報告をします。
もともとメキシコの先住民ウィチョールのネアリカという糸絵をきっかけに、お店の前を通りかかったウィチョールのインディアンと 知り合ったことから始まったこの縁。一年後にはまったく違う縁から鎌倉で彼と再会しスェットロッジをして、とうとう彼の大地へ行くことと なりました。今回の旅のお供はダン・ミルマンの聖なる旅。これアメリカとハワイを結ぶ魂の旅を描いていて面白い本です。

しかし私は2月に腰を痛めて歩けない状態。最初は春分の日の予定でしたが腰の状態も悪かったのであきらめて夏至に延期。3か月あれば なんとかなるだろうと思ったら、夏至になったら春分よりひどい状態でさらに歩くこともままならない。しかし!もうこれは行くしかないと 意を決して杖をつき空港の移動は車イスという状態で行ってまいりました。

ツアーは鎌倉でスウェットロッジをするときの仲間でもあるReawakeが主催しているので、私は一足先にひとりで日本をたち、アリゾナに行ってからサンディエゴ にて合流ということに。今思えばまともに歩けないのに、よくもひとりでアリゾナに行こうなんて思ったもんだと思います。とはいっても別の 友人たちがホピに夏至のカチーナダンスを見に行くというので、そのホピのインディアンが共通の友人ということもあり、フェニックスでそちらに合流。 上の写真はフェニックスから彼らと車で移動途中の、ここからホピランドに入るという場所でお祈りをしたときにサンセット。友達がホピの友人から預かって いたベアルートという魔除けの木の根をかじり旅の安全を祈って、ホピの創造主マーサウにランドへ入ることの許可をもらう意味でも祈りました。

セドナはホピランドに行く途中にあります。フェニックスから西部劇のようなサボテンが乱立する砂漠を抜けてセドナ着いた時には夕方。ベルロックという ボルテックス(エネルギーが特に強く渦巻いているようなところ)の近くにある断崖が横から光を浴びて赤く浮かび上がっていました。

翌朝は陽の出をベルロックに登って見ようということになり日の出前に出発。ベルロックはセドナの中でも特に波動が強いと言われる4つのボルテックスの うちの一つ。不思議なもんで断崖を歩いて登り始めると足の痛みが消えて行く。

こんなドラゴンの枝があったりして。さらに上を目指したり、思い思いの場所を見つけて横になったり瞑想したり。夜が明けていく美しい空のグラデーション を楽しみながらゆっくり過ごす。

明るくなってみると思ったよりも高いところに登っていて赤い岩山のパノラマが広がってる。いかにも前は海の底で水と風が造りだしたという風景がそこに。 まるでカウアイにあったのような圧倒されるような地球の歴史の一場面がありました。ゆうに2時間は登りそして歩きまわり「治ったのか?」とぬか喜びも 降りてきたらしっかり痛みも再開。そんなうまい話はありませんわ。

モーテルの駐車場にゴミや吸い殻がいっぱいだったので恩返しにゴミ拾い。こんなきれいな花びらも落ちていてとってもいい気分になった。枯れて死んで なおこんなにきれいな色を出し続けるなんてほんとすごい。花は魂を喜ばせる為に存在するとどこかで読んだけど本当だろうね。

それからカチーナダンスを見るためにホピランドへ移動。さらに砂漠を抜けて行くけどここから先の砂漠景色はSF映画の世界。火星の映画とかこんなとこで 撮ってたんだろうなっていうかんじ。さらに緑は減ってサボテンすらない。乾いた土、しかも大きな岩と水分のない薄茶色の土埃の世界。見渡す限り 海の底だったところが今では乾いて露出して、太古に水が流れていた痕跡が美しい景色になって溶け込んでいる。

ここから先は写真撮影もスケッチもメモも不可のホピの大地へ。日陰すら暑くて、ドライで、吹いている風は長く大地をすべってきたせいでまるでドライヤーのよう。 カチーナダンスはそんな過酷な日向で踊り続けられてました。段取りじゃないスピリットのお祭り。そこからメサをいつくか回りながらカチーナダンスをみましたが 自分にはかなり重たい。なんでだったのか、腰の調子のせいもあったと思うのだけど気持が重たくて、予定より一日早くひとりでバスに乗りセドナへ帰ってきて しまいました。ごめんなさい。

セドナの中心街はリゾートの雰囲気万点。避暑ならぬ避寒のセレブがわんさか。散歩していたらなんとティンガと同じバセンジーに遭遇!かなりワイルドな雰囲気の バセでございました。インディアンジュエリーやカチーナドールを売るお店もたくさんありますが、それに増して石やセラピーのお店もたくさん。まさに スピリチュアルテーマパークといったところ。

セドナではアヤというフランス人を友達に紹介してもらいお宅にステイ。彼は神聖幾何学曼荼羅のアーティスト。部屋には曼荼羅があふれてます。家のデッキからは セドナの山々がパノラマのように広がっていて夢のような景色。ハウスメイト達もとても素敵な人ばかりで中心街じゃないローカルセドナ生活をしばし楽しみました。

これはデッキでヨガをしていたときに屋根で鳴いていた鳥。この日の朝にはデッキに設置されている鳥の水飲み場にハチドリが来ていて、生まれて初めて生きた ハチドリを見た!なんともかわいくて昆虫のような鳥。これはこの旅で一番うれしかったことだったかもしれないです。

そんな乾いた大地でもみんながんばって生きてます。セドナでもホピでも緑はしっかりあってどっこい生きてる。虫も動物もがんばってる。

枯れてもなお美しい植物たち。次の命に必ずやつながっていく生き様。

これはセドナをたつ日の朝陽。暖かい日の出でした。
そこからフェニックスに戻りエアーでReawakeのまさ、ファシリテーターの美穂ちゃん、そして今回唯一のお客さんとなった沙織ちゃんの待つサンディエゴへ。 腰が痛いのとセドナの乾燥にすっかり疲れた自分にはサンディエゴの海風が気持よくてホッとすることしきり。日本人には湿気が最高です。

サンディエゴは思ったよりも高級リゾートの雰囲気万点でいかにもカリフォルニアってかんじ。ここで鎌倉でつながったメキシコ生まれで先住民のウィチョールに ルーツを持つインディアンの友達とさらに合流して彼の車でメキシコに入る予定。そんなサンディエゴのビーチにはこんな可愛い小さいリスがたくさん。

しばしのリゾート気分を味わってメキシコへ。陸路で国境を超えると景色が連続しているので(飛行機だと降りたら世界が変わっているのでそれとは違う)かなりの衝撃。 線を隔てて急に世界が変ります。暗闇を抜けて一路彼らのリザベーションへ。どんどん明りは少なくなって舗装されていない道を山へ入る。初日はカチョーラさんの お宅の前にテントを張って休むことに。煌々と輝く月明かりの元、聖山の麓でカチョーラファミリーは夜中までドラムを叩き歌う。アミーゴ達はみんなフレンドリーで 明日からのハードなセレモニーへの不安も消し飛ぶ夜となりました。

大変申し訳ないことにメキシコの写真は腰が痛くて動けなかったのとリザベーションの中では撮影をしなかったのでほとんどありません。リザベーションでは馬なんかが が自由にしているところにテント。フンもそこらじゅうにありますがここも大変ドライなので匂いもなくてまったく気にならない。その場所は低い木の生えた山にすり鉢状に 囲まれていて、人の背よりいも大きな岩がいたるところに転がっている凛とした雰囲気がたまっているような場所。馬はかなり自由に闊歩していて足もとには昆虫もいっぱい。 乾いた過酷な暑さの中でみんながんばって生きてます。ここからは4日間の断食スタート。とはいっても体調も万全ではないので水分、果物は食べるようにしました。
ここでの日常は、夜明け前にホラ貝の笛が轟き、みんなで東を向いて並んで手をかざして日の出を迎え、讃えて歌い、またテントに戻って水や果物をとって寝る。 次のホラ貝はスウェットロッジが始まるぞの合図。時間は・・・7時か8時くらいだったのかな。時計を一度も見てないのでわかりません。 おそらくスウェットは前の段取り含め2時間くらいは入っているので出てきたら10時くらいか。ふらふらで水を飲んだり果物を食べたり。こっから夕方のスウェット までやることがないので、スウェット用のセージを摘んだり、寝たり、馬と遊んだり、ダンスを見たり、みんなで話したりして過ごす。おもむろにまたホラ貝が 吹かれて広場に集合。スェット終わって出てきたら水飲んで果物食べて寝るだけ。でもこのころは満月が近くてテントの中でも懐中電灯がいらないくらいの月の明るさ。 月明かりで焚き火をしながらいろいろ話しをしたりしていました。

カチョーラさんはいつも広場の日影にいていろいろと訪ねてくる方々と談笑。セレモニーは春分や夏至や秋分や冬至の節目節目に多いので、きっとみなさんそんな 節目にカチョーラさんに挨拶に来ているんだろうというように見えました。カチョーラさんはとても105歳にはみえない若々しい人。素敵な帽子をかぶっていて 「自分はこの帽子をかぶったらメディスンマンになるんだよ。」とおっしゃっていました。行った四人にそれぞれ動物の名前を付けてくれて、カチョーラさん手作り のメディスンバッグのようなお守りペンダントをもらう。とてもいい香りがしてそれぞれ中身が違うようでした。そして広場に端の大きな木の木陰には常設で ヒーリングコーナーがあっていろいろなタイプのセラピストさん達が施術をフリーでしてくれていて、自分は杖をついているので、みんなが来い来いってかんじで たくさんの方がたに癒してもらいました。Amigos本当にありがとう。

自分は計8回スウェットのうち2回はお休み、その他入っても何回かは途中でエスケイプもしたけど自分に向き合ういい時間でした。最終回に至ってはやるつもりがなかったものを、 沙織ちゃんが間違えて広場に行ってしまったために急きょやってくれることになり、自分は体力が尽きてもう無理!と入らないつもりが、nobuを連れて来て!とAmigo から呼び出しを受けしぶしぶ広場へ。しかしそこで待っていたのは残ったありったけのセージを使った、その昔背中に矢の刺さった戦死を癒すために行われたという 癒しのスウェット。芯から癒されたそんなこんなのリトリートツアー。お客さんを案内どころか自分がもっともリトリートが必要な状態でしたが・・・。
そんな中で自分は何を思ったか。
アリゾナの過酷な砂漠でも、メキシコの乾いた砂漠でも、みんな懸命に生きているってこと。人や動物だけじゃなくて、地面を見たらたくさんの昆虫、空を見たら鳥たち が、同じ太陽、同じ空気を吸いながらみんなみんなのために生きている。
そこで何がどうだったわけではないのだけど・・・向こうで浮かんできた言葉は愛。
ジョン・レノンやボブ・マーレー達がどうしてLOVEを歌っていたのか。
どうして愛は地球を救うのか。
それがすこんと入ってきたのです。
なんでかわかんないんですが・・・とにかくそう思いました。
今でも。
また行きたいです、メキシコ。
そのときにはぜひ一緒に行きましょう。
Corazon!Amigos!!
